第4回 身体に残る記憶という視点 ― 繰り返す出来事は身体からも読み取れる

第4回 身体に残る記憶という視点 ― 繰り返す出来事は身体からも読み取れる AI時代の心理学

※前回の記事の続きです。

前回は、人が繰り返してしまう出来事には、無意識の記憶が関係している可能性がある、というお話をしました。

今日はその続きを、もう少し別の視点から考えてみたいと思います。

それは、無意識の記憶は、身体にも影響を与えているという視点です。


記憶は身体にも影響を与える

アイピーエムでは、無意識の記憶は心の中だけに残るものではなく、身体にも影響を与え続けていると考えます。

人が経験した出来事や感情は、脳の中だけで終わるものではなく、身体の反応としても残り続けます。それはストレス反応として、臓器だけではなく、細胞、さらにその細胞をつくっている原子核という細かいレベルにまで影響が及び続けると考えられています。その積み重ねが、身体の状態をつくり、健康にも、健康ではない状態にも関係していきます。


繰り返す身体の反応

人の身体にも、なぜか同じことが繰り返して起きることがあります。例えば、いつも同じ場所を痛めてしまう。なぜか同じ指をよく切ってしまう。そんな経験をしたことはないでしょうか。

アイピーエムでは、こうした身体の繰り返しを、独自の分析手法によって見ていくことで、その背景にある無意識の記憶を読み取っていきます。すると、無意識の中の抑圧が、なぜこの形で現れているのかが明確に見えてくるのです。

さらに、身体に現れている反応からどのような無意識が潜んでいるのかが分かると、今起きている一見まったく別に見える出来事、例えば仕事や収入、人との関係などについても、その背景や、なぜそれが起きているのかが見えてきて、分析から解決まで分かるのです。


親子間などの影響

こうした身体の反応は、自分一人の中だけではなく、例えば親子の間などでも現れることがあります。親子で同じ病気になるとか、似たような怪我をしやすかったりすることはありませんか?体質は遺伝で片付けられるかもしれませんが、遺伝が必ず起きるわけでもありません。また、どうして同じ怪我をするのだろう、と思うこともありますよね。

それは、今お話ししてきたように、無意識の記憶が身体に与える影響から説明できることも多いのです。例えば、夫婦やパートナーの間でも、なぜか同じ場所を怪我したり、体の傾向が似てきたり、顔つきまでだんだん似てくることがあります。これもまた「不思議だね」と笑い話で語られることがありますが、実はこれもまた、身体に残る無意識の影響として説明できる現象のひとつなのです。


性格の問題ではありません

ですので、先日からお話している通り、同じことが繰り返し起きるのは、それが性格の問題でも、あなたが悪いわけでもないということです。多くの場合それは、自分ではもう忘れてしまっている過去の記憶の中で、脳の無意識の中に残っているもののうち、本当に叶えたい未来に向かって、解消されたいものが、身体の反応や出来事など、さまざまな形で現れて見せ続けているだけなのです。


次の回では、こうした無意識の影響が身体だけではなく、人との関係の中ではどのように現れるのか、なぜ人は同じような人間関係を繰り返してしまうのかについても触れてみたいと思います。

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