人生に現れる無意識
これまで、無意識の記憶が身体の反応として現れること、そして、人間関係の中にも現れることがある、というお話をしてきました。では、無意識の影響はそれだけなのでしょうか。実は、無意識の記憶は、人生の出来事そのものにも現れることがあります。
人生の中で繰り返される出来事
例えば、なぜか同じような仕事の問題が起きる。努力しているのに、なぜか同じところで止まってしまう。人間関係が変わっても、また似たような状況が起きてしまう。あるいは、大きな出来事のあとに、同じような感情や状況が人生の中で繰り返される。こうしたことも、脳の中に残っている無意識の記憶が関係していることがあります。
人生のパターン
人は、自分では気付かないうちに、無意識の記憶に反応しながら選択をしています。どんな人と出会うのか。どんな仕事を選ぶのか。どんな行動をとるのか。そうした小さな選択の積み重ねが、人生の出来事として現れてくることがあります。そのため、身体や人間関係と同じように、人生の中で繰り返される出来事にも、無意識の影響が関わっていることがあるのです。
無意識を理解する意味
こうした仕組みを知ると、これまで「運が悪いのではないか」と思っていた出来事も、別の視点から見ることができるようになります。それは、自分を責めるためではなく、これまで無意識の中に残っていた記憶を理解するためのヒントでもあります。そして、その仕組みが見えてくると、人生の流れの中で何が起きていたのかを少しずつ理解できるようになります。
最後に
このシリーズでは、無意識の記憶が身体の反応として現れること、人間関係の中に現れること、そして人生の出来事にも影響していることについて、順番に見てきました。人は、自分では気付いていない無意識の記憶に影響を受けながら日々の選択をしています。けれど、その仕組みを理解することで、これまで見えなかったことが見えてくることがあります。そしてそれは、人生の方向を少しずつ変えていくきっかけになることもあります。


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